原始人がここ数年とくに愛しているワイン、カッペッラーノさんの Barolo Pie' Franco Michet, リーノ・マーガさんの Barbacarloに加えてもう2本が今年の春に加わりました。
サルヴォ・フォーティ氏のグループI Vigneri が作るロゼ Vinudilice と ロッソ Vinupetraです。
シチリアに行ったとき、フォーティ氏も常連と聞くレストランで飲み、感動しそのレストランで無理矢理分けてもらいました。
普通ですと生産者のところにいって分けてもらうのが常ですが、i Vigneri のワインは全部で3000本程度しか生産されていないそうで、それをわざわざ生産者に売って欲しいとお願いするのは申し訳なかったからです。
さて、その後ネットでも3本買うことができたのですが、それをでは誰と飲むか。
大きな問題。 やっぱりそのワインを飲む喜びを心から分かち合える人との飲みたい。
原始人はビエッラ郊外のコッサートでワインバー『Zamarco』を経営するサンティーノ・ザマルコさん夫妻と是非と考えました。
サンティーノはビエッラでもトップのソムリエ、奥さんは料理人 彼らも興味津々、原始人は彼らのお店でと提案したのですが、いやいや自宅においでということに、、、
彼らも未知のワインをブドウの品種からイメージして料理をいろいろ準備してくれました。
生ハムでも最高のクラテッロ・ディ・ジベッロ、冷たいビシソワース、そしてピエモンテさんのTボーンステーキ、それも料理の腕はビエッラでも随一の奥さん、ワインバーでも厨房に立つロミーナが用意してくれました。
ワインのコルクを抜くと、サンティーノはグラスに4等分で全部注ぎきってしまいます。後で取り合いにならないため?いやいや、しっかり空気に触れさせる意図。ワインの香りは刻一刻と変化していきます。vinudiliceは、アリカンテ、グレカニコとミンネッラ。Vinupetraはネレッロ・マスカレーゼとネレッロ・カップッチョ。
多くは語りません。語りつくせないから。
この夏、一番印象に残る思い出の一つでした。
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