なんと3ヶ月以上もごぶさたしていたのでした。ブログの更新をしていなかったあいだ私の健康を気づかって何人もが連絡をしてきてくださいました。ありがとうございます。
私はお蔭様でこれまでに増して元気です。 今後は数回は2本の事柄を軸にお話したいとおもいます。
一つはぶじゃねんの「ボッテガ奮戦記」そしてもう一つは原始人の「俺さまはピラトなり!」
まず原始人ですが、今年は我がソルデヴォロ村の重要な伝統行事で5年に一度行われる「キリストの受難劇」の開催年にあたっています。
普段は一匹おおかみを気取る原始人も受難劇のシーズンが近づくとそわそわ、、、。
「ふん、今年は頼まれたって出てやらんワイ!」と強がりを言ったかと思うと
「ほら、今年ももりあがるぞお」とやる気満々をくりかえし、とうとう配役オーディションの時期がきて、今年もローマ執務官でキリストに死刑を宣告するピラト役で申込書を提出しました。
結果、今年もピラト役で出演がきまったので、今回は特に原始人を中心に「ソルデヴォロ村のキリストの受難劇」をお伝えしようとおもいます。
で、もう一つ。実は昨年10月のある日、ソルデヴォロ村の村長リッキーが私を探しているとあちらこちらから連絡がありました。
変なの、家に電話してくればいいのに、、、。でも、なんとなく嫌な予感がしたのです。
で、こちらからはあえて連絡しないでいると本当に本人から呼び出しがあって、
「お前、ソルデヴォロ村のアンテナショップLa Bottega di Sordevoloをやれ」と、いきなり半分命令のような打診をもらいました。
事情はこうです。
『昨年9月末にオープンしたアンテナショップを切り盛りしていた女性が別の仕事を見つけて3ヶ月で退職することになり1月から新しく運営を任せる人を探していて、私の顔が浮かんだ。
日本人がビエッラ特産トーマチーズを売るなんて面白い。俺の感は意外と外れないんだいつも、、、。
ただし、営業実施責任者資格RECをコースに通って取得すること。』
隣になんとなく座って利いていた原始人が「RECぐらいお前とれるよなあ。その辺の商店のばあさんだってもってるんだから!楽勝!らくしょう!」と後から背中をおされます。
私がイタリアでとうとう定職につくのか、、、。悪くはない話です。、、、そう思えたのです。
でも、これまでビエッラ地方観光局と一緒に5年間やってきた日本向けのPR活動は無駄にはできない。
アンテナショップは他の人にできてもビエッラのPR活動に私の代わりはそう簡単に見つからない。そのくらいの自負を私が少しくらいもっても皆さん許してくださるでしょう?
リッキーいわく「それもお前、おまえを選んだ一つの理由だよ。ただのお店のきりもりじゃあないんだよ。観光PRもやってもらうんだよ。おまえぴったりだろう。日本からお客さんがきたら別の従業員がいるんだかラ心配ない」
なんとなくその場のいけいけムードに押されて最終的には「うん」といってしまったのでした。
さて、その結末やいかに!? 私は選んではいけない導火線に火をつけてしまったのか!?
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