2003年には日本でも馴染みの深いサンレモ音楽祭で評論家による最優秀歌唱賞を受賞
2006年にはルイジ・テンコ賞授賞式にゲストとしてステージを飾っています。知る人ぞ知るの実力派。
2003年にリリースされたアルバム「Indirizzo Portoghese」 のMielatoという曲や2006年の「Funambola」の Noite e luar(2007年に日本でも公開になったヴェロネーズィ監督の映画「イタリア式恋愛マニュアル」の主題歌)などわたしもお気に入りの曲がいっぱいあります。
(このページに掲載された写真はPatrizia Laquidara本人及び写真家Stefano Ceretti氏の了解を得て掲載しています。)
彼女の曲は車を運転しているときに独りで聴きます。
2007年、彼女はソルデヴォロの村の夏のイベント「Libra Festival」で行ったコンサートでも大勢の心を魅了しました。
自分のレパートリーのほかにOrnella Vanoniの名曲「Albergo a ore」を無伴奏で歌ったのですが、その表現力と歌唱力で観客を魅了し歌い終わると拍手が鳴り止みませんでした。
その数ヵ月後、プロの舞台俳優をやっている人が同じ曲を歌ったとき、地元の年老い女性が舞台裏にやってきて
「貴方のAlbergo a oreも悪くなかったが、もっと素晴らしいのをソルデヴォロのコンサートで聴いた」と言われたそうです。
で、村役場に「それは一体誰が歌ったのですか」と、その俳優が問い合わせてきたそうです。
イタリアには、TVに出たり、ドラマ出演したりすることよりも純粋にステージ上のパフォーマンスに取り組むことを好む実力のあるアーティストが溢れるくらいいます。
その中から成功を収めた人もいれば、毎日プロ活動を続ける続けないの選択に迫られながらそれでもギターを奏で、ピアノをたたき、声をふるわす人たちがいる。
オペラも私は大好きですが、日本の方に是非、イタリアのアーティストたちのコンサートもトライしてみて欲しいと思います。これまでと違うイタリアを肌で感じられると思うから。
夏は野外コンサートの季節。毎日どこかで誰かが歌っています。当日券でビッグスターのコンサートを観れたりもしますから。 さて、貴方の好みのジャンルは? <<おわり>>
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Da Sordevolo |
Da 5 ago 2009 |