ヴァレンティーナ・ピアチェンツァといいます。
ビエッラを代表するカシミアメーカーを経営するピアチェンツァの末裔として育った彼女。
ビエッラを代表する繊維企業のいくつかだそうなのですが、ピアチェンツァ家も1800年代から自然公園を整備するなどCRS(企業の社会的責任)のさきがけともいうべき活動を行ってきました。
ちょうど5月待つにはシャクナゲの花がその公園には満開でみごとでした。そういう環境に育った彼女は、それは運命に恵まれていたかもしれませんが、自然との関係は密でした。
ヴェネツィアの美術アカデミーで学んだ後も、フィンランドやオーストラリアで勉強を続け、彼女独自の水彩画の世界を生み出しているとおもいます。
名家の生まれであることがかえってあだになったとは思いたくありませんが、彼女の存在を知る地元の人はあまりいない。彼女のオーストラリアの色彩なんだけどそこにイタリアンな色調がみられ、なおかつここまで柔らかく自然を描けるのは素晴らしいとおもいます。
だから外では評価が高くても地元であまり取り上げられないのは残念で、せめてブログで紹介したいと思いました。
個展の最終日には子供達を集めてデザインのワークショップを開きます。
なぜか、私はお手伝いで当てにされてしまっています。
行かなきゃ。
では
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