毎年、イタリアのシンガーソングライターの優れたアルバムに贈られるルイジ・テンコ賞ですが、
今年はAlbum In Assoluto(総合)でVinicio Caposselaの『Marinai, Profeti e Balena』が
そして民族音楽部門でPatrizia Laquidara (パトリツィア・ラクイダーラ)の Il Canto dell’Anguana』が受賞をしました。
どちらの受賞も私にとってはいいニュースですが、当然個人的な友人でもあるパトリツィアの受賞は本当に嬉しいことです。
パトツィア・ラクイダーラの歌声は日本でも公開された映画「イタリア的恋愛マニュアル1」の主題歌が彼女のものだし、昨年末に来日して歌っているので彼女の歌声を生で聴かれた人もいると思いますが、独特です。
さらにシチリアのカターニア生まれの彼女は幼い頃にヴェネト州に移り住んだとはいえ、イタリア人のほとんどが生まれ故郷の文化に思い入れが強く、そのライフスタイルを新手地でも変えようとしないのに比べ、彼女のヴェネト方言への情熱はコンクリートより硬い!
彼女が3年ほど前、実際このヴェネト方言で歌うアルバムを出すといわれたときどうなるんだろうと心配でした。
が、ヴェネト地方の水の中に棲むといわれる魔女(妖精?)アングワーナの妖艶さ、透明な部分んど様々な面から歌いこんだこのアルバムは聴けば聴くほど魅力が広がります。
自分も水の中に入りたくなる!! というのは冗談ですが、、、
とにかく嬉しいです。 日本でも彼女のファンが増えてくれるといいと思います。
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