今年も、新しい薪が到着しました。
およそ5トン。一冬に我が家で消費する薪の量です。
メタンガスによる暖房に比べて燃料費が3分の1ですみますし、なんといっても暖かな炎を見ていると心までほかほかしてくる。いいものです。
ですが、薪の準備はプロに任せるとしても、運ばれてきた後の作業は全て自前。まず、まだ乾ききっていない薪を積み上げて乾かす必要があります。
この日、先に2届いていた2トンを除く残り4トンがこのように、、、。
薪積みのプロ、パピンも年齢もあり、足腰が以前のようにはいかないので、一度にこの量をこなすのは大変。
「なんてこった!」とパピン。
「この炎天下じゃ、作業しないほうがいいわよ」とエッディー
「黙っててくれ、わしゃ、やると決めた日にすませてしまうわい!それにしてもこの日差しはきびしいのぉ。」
億劫そうな二人のやりとりも気にせずやる気満々わたし!
薪を積みあげるには一番大切なのが端の部分。井桁(いげた)にしかも若干内側に倒れ掛かるように積み上げないと、途中で積んで薪が倒れてきます。この部分を「Testata(テスタータ)」といいます。
「ああ、おまえさんにゃ無理だね。Tocca nen!(さわるなよ)」と私には指一本触れさせてくれません。
「去年、わたしのTestataほめてくれたじゃない!」
「去年は去年、今年は今年だ!喋ってないで、こっちに薪もってこい!」
「ふぇえ、、、」
ちなみに去年はFrassino(トリネコ)のまきでしたが、皮が薄く、皮の中にハエのような虫が大繁殖して薪は粉だらけに、、、
今年はFaggio(ブナ)とCarpino(シデ)を50cm程度に大きく切って来て貰いました。まだ完全に乾いていないからおもいのなんの、、、でも、なんともいえない木の香がし汗と埃にまみれながらも爽やかですがすがしい気分に。
作業開始から1時間後
「あいつは何しとるんじゃ」
原始人のことです。
「仕事は終わって、そろそろもどってくんじゃないの」
「ふん、どうせバールでキノットでも飲んで時間をつぶしてるんだろうよ、当分帰って来やせんわい!」
そういい終わるか終わらないうちに原始人も到着!!
こういうものはやる気満々のうちに一気にかたずけるしかありません。
ですが、原始人のいでたちはなぜか、、、
次回に続く、、、
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