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ピエモンテからぶじゃねんの陽だまる山郷生活

BENVENUTI ALLA CRONACA DEL BôGIA NEN ! ピエモンテの山郷でのんびり生活しています

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カルメーロたちとの妙な一日 Part1

エトナに住むエノロゴと午前10時に150kmはなれた地区で待ち合わせていたその日。つまり復活祭の前日。わたしたちは早起きし、バールでシチリアの伝統的なお菓子「カンノーリ」とカップッチーノで朝食をすませます。

カンノーリの粉砂糖で真っ白になったくちのまわりをなめなめ再び車に乗りこみ目的に近くなったとき、エノロゴから急に予定が入ったので来られないとアポのキャンセルがありました。

ものすごく多忙な方なのは承知していたし、前日に必要なものは全て見せてもらっていたので「No problem」。お礼を言って電話を切ったものの、さて、これから何をしようかという段になって原始人と考え込んでしまいました。

、、、と、そこに調子よくカルメーロから電話があり、何もすることがないなら来い!「うん」ということになりました。
94355ce9.jpeg
かれは、Modicaに住む実家にいるとのこと、とおおっても大雑把な道案内をもらい、とりあえずはModicaに到着。

「でもさ、墓地に行って野生のアスパラを摘んで、そのあとヒゲを剃りに行くって、、、。で、僕にヒゲは剃らなくていいのかって、、、」
「はぁ?」

「思うけど、カルメーロのいうことには深く考えないでついていったほうが楽しめるとおもうけど、、、」
原始人がこういうことをいうときはなにか恐ろしい困難が待ち構えているそんな気がします。
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携帯でライブにカーナビしてくれたカルメーロ、かれの両親のお家に無事到着。
ちょうど昼食がすんだあとについたのですが、いきなりテーブルにつかされ、ワインを注がれます。

昔、日本のわたしの実家にもあったようなコカコーラの景品のグラスになみなみと注がれたルビー色のワイン。でも、わたしたちも昼食はすませてきているのでもうお腹には森永キャラメルだって入らない!

テーブルの回りは10人以上の人と、様々な料理が食べ散らかされたあとで訳の分からない状況が出来上がっています。ここで、圧倒されること無く平静を装うのは至難の業!

原始人が申し訳に口にしたワインに大感激!!美味しい!! 「おい!一口でいいから飲んでみろ!!」この言葉を聞くなり、子供みたいに喜んでカルメーロのお姉さんが、これも食べるかい?とパン生地のタルトを出してきます。
lumache.JPG
もう入らない!! でも良くみるとパンの中身はラム肉のロースト!パン記事も美味しければラム肉の柔らかさったらない!あとで、カルメーロのお母さんはパン作りの上手さでは有名なのだときかされました。

カルメーロのお姉さんに明日も来るかと聞かれ、明日はビエッラに帰るというと、
「もう一日のばしなさい!だって明日はスッゴイご馳走を作るんだから。ねえ、ちょっと、おいでなさいな、いいもの見せてあげるから。」
とわたしだけ、裏の流し台に連れて行かれます。と、、、

かたつむり!!これをたべるのよ!すっごくおいしいのよとお姉さん。
わたしも流し中を這い回るかたつむりに嬉しくなり、お姉さんといっしょにカタツムリをごしごしあらうお手伝いをします。

そこに、音楽家のジョバンニがかれの友人と到着。ジョバンニはニュージーランド人の音楽家夫妻を直ぐに紹介してくれ、お互いの自己紹介を始めたのですが、、、そこに、カルメーロのお姉さんが大きなお鍋をもって登場!!

わたしがかたつむりに大喜びしたので調子付いた彼女は到着したばかりの二人の前にお鍋をもってっきて「ほら!見て見て!!」と、おもむろにお鍋のふたを取ります。
じゃーん!!かぁたぁつぅむりぃ!!、、、ご夫妻、いっぺんにかたまる、、、。

このシュールなシーンをわたしと原始人は内心はらはらして見守ったのです。でも、夫妻の友人でああるはずのジョバンニはまったく意に介さず「こんなもんだろう世の中、、、」といった体。

このあと、間もなくカルメーロとお姉さん、わたしと、原始人、ジョバンニと友人の部隊は、野生のアスパラガスを採りに野原へとでかけました。
asparagi.JPG
これがアスパラガス、
わたしたちの住むビエッラあたりでいう野生のアスパラとは全く別物です。とげが痛い!!
ここで乾いた冷たい風が吹きすさぶ中、2時間あまりアスパラ採りを続けました。

さて、次はヒゲをあたりにいくはずなのですが、それはまた今度、、、

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Comment

無題

  • TMK.NG
  • URL
  • 2009-07-03 16:19
  • edit
ぎゃあ~~~!でかい~~~!!
と叫んでしまいました★カタツムリ。
私は固まるほうかな・・・ホントぶじゃねんさんすごいです。ある人曰く、多文化(特に食文化)を受け入れられるのは、精神が開けている(進化してる、寛容である、なんて訳せばいいのか?)証拠だそうです。やはりぶじゃねんさんはすごいのです。
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