忍者ブログ

ピエモンテからぶじゃねんの陽だまる山郷生活

BENVENUTI ALLA CRONACA DEL BôGIA NEN ! ピエモンテの山郷でのんびり生活しています

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ピエモンテの山村が変身する夜

ゴラン・ブレゴヴィッチ(Goran Bregovic)がソルデボロの村にやってきました。
1995年の映画作品でカンヌ映画祭でパルム・ドールを獲得した「Underground」のサウンドトラックは彼が担当していましたから御存知の方もいらっしゃるでしょう。

Da Libra Festival
Goran BregovicのHP上Videoへ

金管楽器、ドラム、男声、女声によるバルカン民俗音楽をアレンジした彼の曲。原始人は、バルカン・ロックと勝手に呼んでいますが、その乱れ打ちのテンポや旋律に体の底から熱が湧き上がってくる感じがします。

リブラ・フェスティバルの担当者はトリノでもコンサートがあったため客が二分されるのではと入場者数をとても気にしていたのですが、実際には今シーズンのトップの入場者となりました。
Da Libra Festival

わたしも原始人も彼のファンなので「ほっ、、、」しかも観客のノリがなんだかいつも違う。

ステージ付近で皆が踊りだすのはいつものことなのですが、警備員がステージの真下で踊ると他の人に迷惑がかかるから端で踊れと支持すると、みんな聞き分けよくステージ脇で踊っているのです。しかも茶目っ気たっぷりに時折、ステージ前を子供が手を振り振り駆け抜ける。、、、って、それを許す警備員さんたち。

ゴランもなんだかお客さんの「穏やかな熱狂ぶり」にいつもより笑みが。有名な曲「Ederlezi」が始まると観衆も口ずさむのですが、、、それがみんな音をはずしてないの、上手く歌っちゃう。

ゴランさん、途中で演奏をやめてしまい、こういいます。
「すみません、すみません、皆さん、あんまり上手く歌いすぎないでください。こっちが恥ずかしくなるじゃないですか、ぼくたち外国人なんだから手加減してくださいよ。」

みんな、くすくす笑いします。会場全体から再び素敵な合唱がうまれました。イタリア人でもスッゴ音痴はいます。でも、なんでだろう、その夜はみんな素直ないい声をしていた。とってもアットホームなコンサートに1800名が、バルカン音楽に酔いしれました。

コンサート終了後、ゴランさんにミーハーよろしく他のファンの方たちと一緒にお話ししたのですが「こんな雰囲気のコンサートは初めてだった」と言っていました。じゃあ、やっぱりこの夜の観客は特別だったんだ、、、

なんなんでしょね。ビエッラの人たちの控えめでも素朴な性質とゴランのバルカン音楽がマッチしたんでしょうか。

6月末に始まったLibra Festivalですが、早くも終盤です。終わりが見えてきて一寸寂しい感じがします。

にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 田舎暮らしへ
にほんブログ村

PR

Comment

お名前
タイトル
E-MAIL
URL
コメント
パスワード

Trackback

この記事にトラックバックする

わたしは、、、

Muccan.JPG
ぶじゃねんのお仕事HP

公楽さんのイタリア紀行 

公楽さん
実に明快!2010年秋、ソルデヴォロ村に滞在された公楽さんご夫妻が紀行文を寄せてくださいました。読めばソルデヴォロ時間が流れるでしょう。

ここです、、、

Video:オルガのバター作り

Video:8月の山に行く

発信!

ビエッラのショッピングガイド


より大きな地図で ビエッラ・ショッピングガイド の詳細はここをクリック

ブログ内検索

アクセス解析

忍者アナライズ

Copyright © ピエモンテからぶじゃねんの陽だまる山郷生活 : All rights reserved

TemplateDesign by KARMA7

忍者ブログ [PR]