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ピエモンテからぶじゃねんの陽だまる山郷生活

BENVENUTI ALLA CRONACA DEL BôGIA NEN ! ピエモンテの山郷でのんびり生活しています

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自転車ロードレース『ピエモンテ・カップ』

7月11日、自転車ロードレース「グランフォンド・ビエッレーゼ」がソルデヴォロ村を会場に行われました。

これはシリーズで成績を競う「ピエモンテ・カップ」レースの一つです。ミシュランも協賛しています。

イタリア全国から2000人以上の選手が参加し、レースの模様はソルデヴォロ村に中継ステーションをつくり全国放送されました。


村長のリッキーは、娘さんの卒業試験を翌日に控えたその日、国鉄がストに入り、娘さんを急いでトリノに連れて行かねばならなくなりました。表彰式で賞品を渡す役だったのに、、、

その場にうろちょろしていた原始人がつかまり、リッキーの代理をすることに、、、、なんで!?
案の定、賞品授与があまりに長く続いたため、うんざり気味の原始人はいつのまにはステージからおりてしまいます。

日本だったら絶対にありえない!ところが一緒に表彰していたオリンピック委員会ビエッラ支部長も表彰台から降りてしまいます。「じゃあね」と気軽に声をかけて支部長は会場を去っていきました。あれれ、、、

原始人はブレシアから参加して入賞した選手に自分が表彰される写真を撮って欲しいと頼まれ気軽に了解。2,3回シャッターを切ってあげると彼もまた会場を去っていきました。 

表彰台では何事もなかったかのように表彰式が淡々と続いています。肝心なのは成績!そういうことでしょうか。

ソルデボロは来年もGranfondoの大会会場に選ばれました。6月はハーレー・デビッドソンのバイク集会があり数百台のハーレーが集合しましたし、7月は自転車ロードレース。ソルデボロと二輪車の関係もますます深まりそうです。 

アマチュアも大勢参加しています。日本のサイクリストの皆さんも来年参加してみませんか?

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速報! この夏もリグーリア海でマグロ漁

はい!今年もこれです!!
occhio.JPG

以前から当ブログをお読みくださっている方はご存知、
毎夏恒例、リグーリア州オネッリァの漁港に友人たちを訪ねました。

わたしも原始人もよく覚えていませんが、通い始めてかれこれ5年あまりになるでしょう。
目的はもちろん一緒にリグーリア海にメカジキ漁にでること。

午後3時半、約束の時間より早めに彼らの船を見つけると勝手にデッキに降り、荷物を積み込みます。、、、と、サウナのように蒸し暑いキャビンで死んだように寝ている人物が!?
とにかく起こさないように静かに、乗船。

寝ていたのはこの船の親分カルロでした。眠い目をこすりながらぬっとおきだし、挨拶をかわすこともなく「おい、お前もうこの船の勝手はしってるんだからカフェいれといてくれ、、、」
わたし「ほいきた!」
原始人とカルロがとりあえず挨拶をしようとしたところにカルロのお兄さんが
「おい、手ぇかせや!昨日の大物がのこしてった穴ふさがねえと俺たちャ出港できねぇ」
どうも昨日大きなメカジキがかかったそうで、網を大きく破られてしまったそうなのです。
lavoretto.JPG
わたしたちはエスプレッソを飲むとさっそく陸に上がって網の修理。
カルロは原始人に「はい、片手上げて!はい、そのまま!暑くてしょうがねぇや、そこでちょいと陰つくっててくれや。」
もちろん冗談です。でも7月はじめの日差しがコンクリートに照り返して暑いのなんの。

そうしているうちに、カルロの船のクルー、カロージェとオラツィオが到着。
船出したのでした。
orazio.JPG
 

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Bottoさんの庭

ボットさんは、繊維会社のオーナーです。
彼一代で今の会社を築き上げました。そんな人ですから当然、経済やビジネスの話をするときは瞳の奥に冷たく鋭い光も感じます。

Bosco.JPG平日はその会社を創る前から住んでいた小さなアパートに住んでいますが、10年ほどまえ森の中のヴィラを買い取りました。
理由は、彼の趣味のハンティングに使う猟犬をまず飼うスペースを確保するため。

イギリスのコテージ風の家屋には確かに1ヘクタールほどの牧草地がついていてそれも一緒に購入しました。かれは週末だけそこに寝泊りし、夜明け前にハンティングと釣りへでかけていきます。

原始人とわたしは週末よく彼のところにあそびに行きます。ちょっと世捨て人のようなかれのスタイルや、それがハンティングの話となると急に熱にうかされたように話し込んだり、それでも決して消えない独特のシニカルなフレーズが彼の口からこぼれるのを拾って大笑いするのがわたしは大好きです。

Botto.JPGかれの森には倒れそうなこんな木があります。手伝いに来た近所の農家の人が切り倒そうといったのですが、彼からすればとんでもないことです。

だって、こんなに楽ちんにサクランボをとって食べられるのですから。
野生のサクランボの木で樹齢もかなりいっています。きってしまうなんてもったいない!


ボットさんは昔の物のなかった時代、100km離れた川に行き釣った魚で飢えを凌いだ話などとても楽しそうにしてくれます。

selvatiche.JPG彼の目標は年間5000ユーロで暮らしきること。贅沢をしないで生きるのが彼の目標!

彼は数年前、後継者がいないため会社を閉じることに決めましたが、会社はまだ続いています。最後の従業員が転職するか定年になるまで生活を保証するため皆がいなくなったら閉じるそうです。



したたかで、一匹おおかみのような人ですが、同時にヒューマニティーも隠れたところにあって会うとほっとします。

0ba7381e.jpeg

このところ忙しくて数ヶ月ほとんど会っていませんでしたが、先日久々に遊びに行き、テラスでお喋りしているとこんなお客さんがやってきました。

判別できましたか?



ramarr2.JPGこの子です。Ramarroというエメラルドグリーンの美しい蜥蜴です。
ピエモンテでもモンフェッラート地域ではよく見かけるのですがビエッラではちょっとめずらしい。
わたしはこのラマッロを見つけた日はいい事があると自分だけの迷信をつくって喜んでいます。


むらの上空を飛んでみる

そんなチャンスはあまりないかもしれません。
でも、そんな機会に恵まれたら、

自分の住んでいるところが大好きなら
是非、怖がらずに「うん」といってみてください。

ある日、原始人と私が村のバールでエスプレッソを飲んでいると
村長がやってきました。

「今日、ヘリでソルデヴォロ村の上を飛ぶんだが、一緒に来るかい」
原始人は即答で「ノー」

がっかり気味の村長に「わたしはいくよ」と答え、午後4時に集合することにきまりました。
原始人?、、、おいてきぼりが嫌いな彼もしぶしぶついてくることになりました。


Elicottero.JPG

予定通り午後4時、村の入り口にある工場前の牧草地にヘリが到着。村長リッカルドは、そのヘリ会社で一番優秀なヘリの操縦士が来たからという言葉に、怖がる原始人も少し安心。
わたしは、厚かましく操縦士さんの隣に陣取り、リッカルドが後ろから行き先をマイクで支持し、いざ出発!



Pilota.JPG
操縦士さんは、ゆっくりゆっくり水平に飛んでくれました。いつも見慣れた村の建物を、まったく別の角度から見るのは不思議な感覚です。自分と村の環境の関係が変わっていく気がします。




7fontane.JPG
今回の目的の一つは、この冬の大雪で全壊したアルペッジョ(夏場の放牧地)の実態を把握すること。昨年、村の予算で改築が済んだばかりの山小屋がなだれで完全にさらわてしまった様子が良く分かります。元通りにするには15万ユーロが必要ですが、そんな金額、村にはもうありません。リッカルドには頭の痛い話です。

oltremucrone.JPGさて、標高1600mにある問題のアルペッジョを過ぎ、2381mのムクローネ山の山頂を越えると、こんなパノラマが広がっているのでした。初めてみる光景。ソルデヴォロ村はアオスタ渓谷州と境を接しています。こんなアルプスが広がっていたんですね。
おっと、ここでパイロットさんがわざと高度を下げます。ジェットコースターみたい!しかも旋回までしてくれておもわず
「たすけて!!」と私もパニックに。でもかれはニコニコ笑っているだけ。


gregge.JPGムクローネ山頂の十字架すれすれに飛行したり、わたしたちを適当に怖がらせて、そろそろ引き返す時間、帰りにはこんな村の牧草地の光景も、、、。
白い点になって見えるのは羊の群れです。

ソルデヴォロの村がいつまでもこの緑を守っていって欲しいと思いました。



わたしは、、、

Muccan.JPG
ぶじゃねんのお仕事HP

公楽さんのイタリア紀行 

公楽さん
実に明快!2010年秋、ソルデヴォロ村に滞在された公楽さんご夫妻が紀行文を寄せてくださいました。読めばソルデヴォロ時間が流れるでしょう。

ここです、、、

Video:オルガのバター作り

Video:8月の山に行く

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