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ピエモンテからぶじゃねんの陽だまる山郷生活

BENVENUTI ALLA CRONACA DEL BôGIA NEN ! ピエモンテの山郷でのんびり生活しています

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家畜の大移動ビデオ

6月はじめにTRANSUMANZAといって家畜を山の上の放牧場に移動させる作業に今年は私と原始人も参加させてもらいました

Da Transumanza
注意:お手数ですが画面右上の「高画質を表示」をクリックしてください。でないと画面がぼろぼろとなります。

朝6時に家の前で牛と牛追いの人たちの一行と合流、この日は爽やかで気温もピリッとした清涼感があり、牛達には山登りしやすい日となりました。

おかげで9時過ぎには標高1400メートル以上あるムアンダ放牧小屋に無事到着。それぞれの牛を所定の小屋にいれると休む間もなく乳搾りが始まります。

この日は搾乳機が準備できずに手絞りでした。
アルプスの少女ハイジの世界。それを地で行っている人はどんどん少なくなっていますが、ここではまだまだ健在です。

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ユベンティーニVsトリニスタがもたらしたグルメハイキング

原始人とマッシモは高校時代からの親友です。学科は違っても大学も同じ、同じアパートに住みきっとむさくるしい学生生活を送っていたのでしょう。

色んな事で気の会う二人を分け隔てるものがあるとすれがそれはサッカー、原始人はJuventusファン、マッシモは Torino。ユベもトリノもトリノが本拠地のチームですからライバル意識もことのほか強く、いつもサッカーの話題ではしんなりと軽口で応酬しあう二人です。

で、毎年ダービー選二回の合計点に賭け、負けたほうが二家族分の夕飯代を出すという決まりですが、可愛そうなマッシモ去年も今年も夕飯代は彼もち。

原始人も申し訳ないとは思いつつ、約束は守ってこそのもの。で、いつもちょっとしたレストランに行っていたのですが今年は趣向を変えました。

ハイキングがてら友人キットの住むピエモンテ州でも西部のVal Pellice(ペッリチェ渓谷)に行って彼の作るセイラスを買ってくる。そして、渓谷の対岸にある非難小屋Rifugio Barbaraでお昼を食べようというもの。

実際、キットが夏場暮らすアルペッジョは傾斜が急とはいえ30分程度で登れる軽いもの。軽装のマッシモ、アレ、ニコロの一家もすいすいと登ります。途中の景色は私たちの住むビエッラの景色とは似ているようで違う。優しさが違う。

今年はなんと5メートルの積雪があり、家畜も6月下旬まで山小屋に異動できないでいました。
キットは冬場は乳の質が落ちるといってチーズを作りません。夏場のこの時期だけ生産するので痛手です。

山小屋に着くと、キットのガールフレンドのモニカが待っていてくれました。彼女は平日は山の下で別の仕事をしていますが、土日や夏休みはここに来てキットを手伝い、チーズ作りをします。

「そう、土日はここで休養してんの」、、、当然彼女なりの皮肉を飛ばしながら手にはここで作られたセイラス(リコッタチーズ)、トーマ、そしてキット特性のサラミをのせたお皿が。

はじめは遠慮していたマッシモの一家ですが、セイラスを口にしたとたんもう手が止まらない。ニコロ君も「こんな美味しいチーズは食べたことがない!」と大喜び。

と、途中でキットがバイクで戻ってきました。普段はありえないことです。

これまでは夕方まで待たされることもありました。牛を適当な場所に放牧し、夕方牛をまた下ろして搾乳する。遊んでなんかいられないのはこちらも承知していますから、たいていはこちらも寝袋を背負っていくのですが、今日はお客さんが一緒だから気を利かせてくれたのでした。

それでもキットと一緒にいたのは30分程度、別れを告げ山を下りると反対の斜面にある非難小屋でお昼をしました。

1700m以上あるRifugio Barbaraですが、車でいけます。くねくねした細い道を対向車にはらはらしながら上ると、広々した美しい光景が!お昼もポレンタ、肉の煮込み、サルシッチャ&キットのセイラスチーズ。それにワインとドルチェがついて15ユーロ。

この日はお天気も良く、200名程度が食事をしていましたが、ポレンタも煮込みも美味しかった!!キットのお友だちということで一人分おまけしてくれ、マッシモにかかる経済的負担も少なかったし。いうことなし!

でもちょっとした落ちがあります。大盛りになった肉の煮込みが運ばれ原始人
-Che carne e'? (何のお肉?)- 給仕のお姉さん -E' di TORO(雄牛です)-
まるでTorinoファンのマッシモへの、賭けに負けたマッシモへのあてつけのよう。

ぶっちょずらのマッシモを前に、残り4人、テーブルをたたいて爆笑でした。
マッシモですか? 可愛そうにお肉には手をつけず、サルシッチャだけをひたすら食べていました。


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8月15日はリーザおばさんの山小屋で、、、

毎年この時期になると原始人は動き出します。
8月15日、フェッラゴストの日にはリーザおばさんたちの山小屋で「ポレンタ・クンシャ(コンチャともいう)」を食べる慣わしがあり、それに誘ってもらえるようにです。


それがなかなか難しい!一度、誘ってもらった年にバカンスに出かけてしまったからです。彼女はすねてしまってその翌年、危うくおよばれできない憂き目に遭いそうになりました。

原始人が躍起になって呼んでもらおうとあれこれ工作するほど彼女のポレンタクンシャや美味しい。
使用するバターとチーズが自家製で文句なく美味しい上、彼女は軽めにつくるからです。

わたしはもう一つ小さな楽しみがあります。
彼女の親戚(かれらもマルガーリとよばれる地域の酪農家たち)の子供たちの成長を確かめられる日。

ロベルト、マッテオとクラウディオの3人は、素朴でやんちゃな男の子たち。
でも、やっぱりどんどん成長して、どんどんシャイになっていくのは日本の子供と変わりありません。

でもね、去年そばにいて話しているのを聞いてしまったのです。
「、、、牛小屋で寝るのいいよな。寒くっても牛があったくて寒くないから。」

夏のアルペッジョの生活はいろいろ大変なのですが、夜の寒さを凌ぐにはこれが一番!でも、そんなことを知っている子供は今日どれほどいるでしょうか?

色々発見のあって楽しい8月15日に向けて招待してもらう運動を今年もそろそろ開始します。

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オルガのバター作り

右のカラムにオルガのバター作りのビデオにとったものを掲載しました。
数年前からお願いしていたのですが、やっと願いがかない昨年10月に撮らせてもらいました。

2005年の末までは彼女のお母さん、わたしのマブダチであるリーザおばさんが行っていた仕事ですが、料理通信社の取材から一ヵ月後に腰を骨折。

とうとう娘さんのオルガにバトンタッチしました。
リーザはとうとう自分のバター作りをみせてくれませんでしたが、

オルガもバターの味では負けません。
このバターをふっくらしたアンチョビーと一緒に口の中に入れれば味わい爆弾になります。

脂肪分なのに口の中で溶け出すとさらっと消えてなくなります。
脂っこくない。これは不必要に生クリームを足さない。牛乳の脂肪だけで出来ているからです。

皆さん、想像してみてください。標高400mにあるビエッラの街から車で15分。
標高800mのソルデボロ村の森の中で独りでこのバターを作っているオルガのことを。

彼女には大変な仕事です。でも、これはポエムです。
本当は色々いいたいことがあるのですが、それを聞かせてなんなるというのでしょう!?

逆に皆さんからご意見をいただけたら嬉しいです。

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イタリア版「おらが村」では、、、

小さいからといって侮らないでください。
ソルデヴォロ村は人口1300人とはいえ、とってもアクティヴ!!

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ソルデヴォロ村オフィシャルHP
のフォトギャラリーへ

たとえば今は「Libra Festival」というイベント期間中ですが、これは6月末から7月末までつづきます。


Libra FestivalのHPへリンク
associazione.jpg
イタリア国内を中心に活躍するアーティストたちのコンサートを軸に、その周辺でワインバーやカクテルバーがたちならび、週末はディスコがあったりして若者でごったがえしています。先々週は2000台のハーリー・ダヴィッドソンがイタリア全国から大集合してイベントがありました。


Gazzebi.JPGそれが村の中心部から一歩そとにでると、優しい緑の牧草地がひろがり牛や羊のいる牧歌的な風景がひろがっている、それがソルデヴォロ村

Verde Jazz, Gente Rock, Idee Pop, Sordevolo.』これがこの村のキャッチフレーズ!
ジャズな緑、ロックな人々、ポップなアイディア、それがソルデヴォロ』とでも訳せるでしょうか。

今では村の中を一人歩きをしているフレーずですからあまり村の人にはないしょにしていますが、実は、何か考えろといわれ私が考えたフレーズなのです。

わたしは、、、

Muccan.JPG
ぶじゃねんのお仕事HP

公楽さんのイタリア紀行 

公楽さん
実に明快!2010年秋、ソルデヴォロ村に滞在された公楽さんご夫妻が紀行文を寄せてくださいました。読めばソルデヴォロ時間が流れるでしょう。

ここです、、、

Video:オルガのバター作り

Video:8月の山に行く

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