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ピエモンテからぶじゃねんの陽だまる山郷生活

BENVENUTI ALLA CRONACA DEL BôGIA NEN ! ピエモンテの山郷でのんびり生活しています

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北イタリアの夏の終わり(山幸篇)

 8月15日はビエッラの山岳部で酪農を営む人たちは小屋に人を招いてプレンタ・クンシャという食べ物を振る舞う伝統があります。

夏のアルペッジョで作られるチーズは1年を通して作られるチーズの中でも一番美味しく、それを炉にかけた銅鍋でポレンタを作った中に溶かし込む。さらにバターも。

恐ろしくカロリーの高い料理ですが、山小屋で皆で食べるという雰囲気に騙され、わたしもついつい二皿目に手が、、、。血中の脂肪分がどんどん高くなっているのがわかるくらい。 

今年もリーザおばさんが誘ってくれ、彼女の姪御夫妻とその子供たちなんと5人、リーザの娘オルガとその御主人マリオ、リーザの友人サンドラ、パオロ、ヴァンダ、そしてわたし達。

今年はなんといっても子供たちの成長振りが目に付きました。上から2番目のロベルトは買ってもらった携帯に夢中。酪農家(マルガリ)の子も、他の子とあまり変わらないかな。 でも、彼は学校で常にトップの成績だと聞き、

「勉強すきなの?」と聞くと「No!」と即答。「けど、勉強するときはすっげぇ吃驚するほどがんばる!」と付け加えます。 可愛い!

来年はロベルトのお兄ちゃんのクラウディオくんあたりはもう青年の域に入るんでしょう。次の夏も皆が健康で再び山の上でプレンタを食べられますように。

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夢のワインのコルクを抜くとき

原始人がここ数年とくに愛しているワイン、カッペッラーノさんの Barolo Pie' Franco  Michet, リーノ・マーガさんの Barbacarloに加えてもう2本が今年の春に加わりました。

サルヴォ・フォーティ氏のグループI Vigneri が作るロゼ Vinudilice と ロッソ Vinupetraです。

シチリアに行ったとき、フォーティ氏も常連と聞くレストランで飲み、感動しそのレストランで無理矢理分けてもらいました。

普通ですと生産者のところにいって分けてもらうのが常ですが、i Vigneri のワインは全部で3000本程度しか生産されていないそうで、それをわざわざ生産者に売って欲しいとお願いするのは申し訳なかったからです。

さて、その後ネットでも3本買うことができたのですが、それをでは誰と飲むか。
大きな問題。 やっぱりそのワインを飲む喜びを心から分かち合える人との飲みたい。

原始人はビエッラ郊外のコッサートでワインバー『Zamarco』を経営するサンティーノ・ザマルコさん夫妻と是非と考えました。

サンティーノはビエッラでもトップのソムリエ、奥さんは料理人 彼らも興味津々、原始人は彼らのお店でと提案したのですが、いやいや自宅においでということに、、、

彼らも未知のワインをブドウの品種からイメージして料理をいろいろ準備してくれました。

生ハムでも最高のクラテッロ・ディ・ジベッロ、冷たいビシソワース、そしてピエモンテさんのTボーンステーキ、それも料理の腕はビエッラでも随一の奥さん、ワインバーでも厨房に立つロミーナが用意してくれました。

ワインのコルクを抜くと、サンティーノはグラスに4等分で全部注ぎきってしまいます。後で取り合いにならないため?いやいや、しっかり空気に触れさせる意図。ワインの香りは刻一刻と変化していきます。vinudiliceは、アリカンテ、グレカニコとミンネッラ。Vinupetraはネレッロ・マスカレーゼとネレッロ・カップッチョ。

多くは語りません。語りつくせないから。
この夏、一番印象に残る思い出の一つでした。
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ピエモンテの山村で週末-ギジウス篇

その名も「ギジウス」。ソルデヴォロ村の夏のイベントを一手に切り盛りするその男を私たちはそうよびます。

ジャンルと使える予算から出演するアーティストを選び、契約、広告、チケット販売から当日の全ての手配、終了後の清掃。加えて会場の隣の娯楽エリア「Village]でのバール管理、ディスコなど彼の管理下にあります。

彼の運営に厳しい目を光らせているのは当然村長のリッキー、イベントに訪れる若者らが村民に迷惑をかけずに車を駐車しえているか、施設に悪さなどしないかチェックをします。実際に村民の持ち物が壊されたりしておるので、村長の心配は募る一方。かわいそうにリッキーはこの2ヶ月眠れぬ夜が続いたことでしょう。

原始人とギジウスは音楽や本の趣味があって結構仲良し。村長のリッキーがギジウスと話が出来ない場合は原始人が変わりにギジウスと相談したり、メッセンジャーも勤めます。

イベント「リブラ・フェスティバル」も残すところ1週間に迫ったある日、何を思ったかギジウスは自分もステージに立つと言い出しました。

なにすんの?「朗読!」ええ、そんなことできんの? 「ちょっとしたもんさ」
ビエッラからコンゴの支援活動に参加した人の経験が本になり、それを披露して難民支援に一役買おうというもの。ビエッラにはアマチュアでもすっごく上手い役者さんはいっぱいいるのに何で自分でやりたいのか。

当日、それまで続いていた晴天が急変し、大変なことになります。
開演の3時間前から強風が吹き荒れ、続いて大粒の雨に雹まで振り出します。わたしはパピンの家庭菜園に積もった雹の大きさをみて心配しますが、、、、原始人はくすくす笑い。
「みてみろ、神様だって怒ってるよ。ギジウス、やりすぎだぞってね。」

この日も運良くお天気は開演直前に回復しますが強風は続き、不安が残ります。
それでもギジウスは過激な朗読を披露。過酷な環境の中での悲惨な難民たちの様子や作者自身の困難な状況を語るのですから強風がギジウスの原稿をさらっていきそうになるのを彼が必死で掴み、マイクにしがみついて朗読を続けるのは演出的にはばっちりでしたが、こては天が味方したのがはたまた逆か。

翌日は快晴!前の晩の嵐が嘘のようです。リッキーは午前中死人のような形相でオフィスに現れます。強風が原因で会場でけが人でもでたらと心配な一夜を過ごしたからです。実際、ギジウスたちのステージが続く中、バールエリアをリッキーや原始人は警官さんたちと一緒に一時封鎖しました。テントが飛ばされてけが人が出たら村の責任になりますから。

夕方、週末バールエリアで企画されるアペリティフに現れたギジウスを原始人がからかいますが、ギジウスは何のその。彼独特のガハガハ笑いで原始人の皮肉を吹く飛ばします。

とにかく、けが人がなくてよかったし、ギジウスもたまには自分が主役になる場があって(案外声がよくとおって雰囲気が出ていましたし)よかったです。

 

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ソルデヴォロのイベントには予期せぬお客様も

そんなこんなで何の役割分担も決めないまま始まってしまった村のイベントですが、

そこはどたん場で帳じりを合わせるのが得意なイタリア人ですから金曜日のうちに暗黙のうちに役割がきまってしまいます。

わたしですか?なんとなくお魚まつりのサポート件シモーナの特産品販売サポートです。


どっちかで手が空くと他が忙しくないかチェックしてサポートにまわるりますから息つく暇もない。でも、みんな同じくらい忙しかった気がします。

で、ちょっと自宅に戻って一休みしていると、連絡が、、、。

なんと、このブログで以前イベントのことをかいたのを読まれたピエモンテでもトリノの向こうの山の麓からピッポさん(TMKさん)がサプライズ訪問で会いに来てくださいました!!

嬉しかったなあ!残念ながらこの日は魚まつりは夕方からのみで召し上がっていただくとこはできませんでした。遠いところをせっかくいらっしゃったのに、、、とほほ

数時間を一緒にすごし次回には絶対美味しい魚を一緒に食しましょうと約束し、再びトリノの向こうに戻っていかれました。日本の方がサプライズ訪問してくださったのは今回が初めてでした。

スライドで紹介したとおり、みんな和気あいあい頑張ってイベントをサポートしていますが、、、
たった一つ残念なのは年毎にカモッリから届く肴の質が落ちていることです。

カモッリの観光協会が運営しているSagra di Pesceの移設イベントですが、使用されている魚は冷凍もの、それは仕方がないとしても出来ればその土地でとれた魚の冷凍ものあってほしいです。

ビエッラの人はいくら魚をあまりしらないといっても毎年、お魚を残される人が増えているのは事実。わたし達にも来年への課題がのこります。

さて、翌日はいよいよ自転車ロードレース「Gran Fondo Biellese」が開催されます。予報ではお天気は良好! さてどうなるのか!?




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ソルデヴォロ村-ある週末のイベントを手伝う!

さて、今年も6月下旬に始まったLibra Festival。
今年は去年よりさらにパワーアップされ、大盛況です。
 
ゴーラン・ブレゴヴィッチ、PFM、フィオレッラ・マンノイアなどイタリアのトップアーティストのコンサートのほか、

仮設のバールが2件、ジェラテリア、売店、DJの流すダンスミュージックで野外ディスコが週末開催され、1000人以上があっという間に集まってきます。

ただでさえ賑やかなのに先週はさらに自転車ロードレースとリグーリアのカモッリからSagra di Pesceというお魚祭りの移動フェスタがありました。

当然、原始人とわたしも駆り出され他の数人と会場を走りまわっていました。
というわけで、仲間を紹介しましょう!
Da Collage 17/7

右上の写真から、オレンジのTシャツのブブ、村のイベントがあると電気系統の設営を中心に全てをきりまわします。

そのとなりの怪しげなサングラスのおじさんはブブのおじさん。何気に彼もブブにかりだされてしまったようです

その下、黒のTシャツのかっこいいお姉さんはシモーナ。ソルデヴォロの隣村からお手伝いに通ってくる、ツーリズム・マネージメントに長ける頑張りやさん。イベント開催中、わたしと一緒に村の特産物を販売します。

赤いエプロンはステファニア、ちかいうちにブブのお嫁さんになります。いつもブブのそばにくっついて、ブブをサポートする小柄だけどあかるい子。お魚祭りでビールやワインなどお酒類の販売を担当!

そして左上、わたしの心のヒーロー!モセッティじいさん。一昨年、大病をわずらいました。命にかかわる手術を受けましたが「自分の命は神様がきめるものだから」とたんたんと病に立ち向かい、見事復活。

イベント期間中、わたしはほとんどモセッティじいさんの指示で、テーブルを50個並べたり、汚れを拭いたり、とにかく動きました。

かれらと村のイベントのお手伝いを始めてかれこれ5年以上になります。ほとんど自発的に動いているので仕事の分担を決めてくれる日とはいません。手当たり次第。それで3日間に魚料理を食べに来る2000人+自転車ロードレースのサポートをするわけですから大変です。

みんなで高らかに笑い、ひたすら手足を動かして働く。見返りは一切なし。外国人であるわたしには村の人たちとのつき合いが深まる大切な機会です。 (イベントの模様はまた明日、、、)

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わたしは、、、

Muccan.JPG
ぶじゃねんのお仕事HP

公楽さんのイタリア紀行 

公楽さん
実に明快!2010年秋、ソルデヴォロ村に滞在された公楽さんご夫妻が紀行文を寄せてくださいました。読めばソルデヴォロ時間が流れるでしょう。

ここです、、、

Video:オルガのバター作り

Video:8月の山に行く

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